犬の迷子を防ぐには?備えておきたい犬の迷子対策
日本では毎年、多くの犬が迷子になってしまい徘徊をしてしまいます。
自治体や親切な人に保護されていればまずは一安心ですが、迷子になった犬を探すため自治体に問い合わせても、飼い犬の手がかりが少なくては探しようもありません。
飼っている犬が迷子になる原因にはさまざまなものがありますが、どれも飼い主のちょっとした不注意が原因、ということが多くあります。
大切な愛犬が迷子になってしまわないように、飼い犬に対してどのような迷子対策があるのか解説していきます。
飼い犬の迷子対策!もしものときのために
飼い犬の迷子を防ぐためにできることや、もし迷子になってしまったときに早く見つけることが出来る対策をあげていきます。
犬鑑札
犬を飼っている方ならご存知だと思いますが、犬を飼う際に登録と狂犬病注射が義務付けられています。
登録すれば、犬鑑札送付されて来ます。
この鑑札票には番号が刻印されており、飼い主がだれか分かるようになっているため、犬鑑札を首輪につけておけば迷子になっても野良犬だと間違われることはありません。
保護されれば、至急連絡が来るはずです。
忘れ物防止タグをつける
忘れ物防止タグを犬の首輪につけるという迷子対策もあります。
スマホのBluetoothと連動させ、タグの位置が確認できるもので、一般的には貴重品に取り付けて使いますがこれをペットの迷子対策として使う方が増えています。
タグをつけたものがなくなった時、アプリからタグを鳴らすことができる優れたアイテムです。
最近、ネットなどでさまざまな忘れ物防止タグが売られているため、チェックしてみてはいかがでしょうか?
マイクロチップを埋め込む
最大の犬の迷子対策として体内にマイクロチップを埋め込むというのがあります。
マイクロチップとは細長いカプセル状のICチップのことです。
このマイクロチップの中には番号が記録されており、専用のリーダーでこの番号を読み取れば、犬や猫の身元が確認できます。
埋め込む場所は首の後ろの部分で注射器のようなもので埋め込みますが、一度埋め込めば二度と外れる心配がないため安心ですね。
放し飼いはしない
よく、犬を庭で飼っている方で放し飼いにされているケースがあります。
鎖などで繋がず庭で自由に遊べるので自由な環境で一見よさそうですが、なんらかの拍子で迷子になる可能性があります。
たとえば、庭の柵など経年劣化で傷んでしまい壊れたり、隙間ができてしまうと、そこから犬が逃げ出して迷子になる可能性があります。
定期的に設備が壊れていないかチェックすると同時に、放し飼いはやめて鎖でつなぐなど、対策を行いましょう。
ペット保険に加入する
最近、犬や猫用の保険への加入が増えていますが、迷子捜索サポートがついているペット保険が出てきています。
ペットを飼っている方がもし自分の犬が迷子になってしまうと、すぐにでも見つけたいと思うはずです。
ただ、自分一人の力で犬の居場所を特定するのはほぼ不可能です。
そんな時、迷子捜索サービスが付帯したペット保険に加入していれば安心ですね。
迷子捜索サービスとはペット探偵が犬や猫などを探してくれるもので、飼っている犬の犬種や特徴、性格などを伝えればチラシなどを作成し家の周辺に張り出してくれたり、探してくれる心強いサービスです。
もし迷子になった時のために、できるだけ多くの対策を取っておくべきです。
迷子捜索サービスがついたペット保険は病気やケガの際の治療費の軽減につながるだけでなく、迷子になった時にも飼い主にとって強い味方になりそうです。
首輪に名前や住所を書いておく
犬の迷子対策として最も多いのが首輪に犬の名前や飼い主の住所、氏名、電話番号などの情報を書いておくというもの。
最近ではそれらの情報をオーダーメイドで刺繍してくれる首輪なども売られているようです。
首輪に刺繍するため迷子札とは違い、何かのきっかけで犬が飲み込んでしまう心配もないですし、雨などで消えてしまうこともないため安心ですね。
ペット専用のSNSに登録しておく
また、ペット専用のSNSを利用するのも手です。
これに登録しておけば、犬が迷子になった時の対策になりそうです。
もし、犬が迷子になったらSNSで呼びかけることで全国のユーザーから情報を集めることが可能です。
実際に、ペット専用のSNSで情報をもらい迷子犬を見つけたという人は大勢います。
個人のFacebookやInstagramで呼びかけたところで、フォロワーが少なかったり、更新頻度が少ない場合は情報が集まりにくいです。
ぜひ、ペット専用のSNSを活用することをおすすめします。
サークルに入れておく
室内飼育でもしっかりペットサークルやゲージに入れておきましょう。
室内で犬を飼っている方は迷子になることなんてないと思いがちです。
ですが、最近の家は昔の家より迷子になりやすい構造になっています。
たとえば、ドアノブ付きの扉ではなく、ゆっくりスムーズにしまる引き戸。
素早い犬は、飼い主の隙をついて引き戸が閉まる前に逃げ出すこともあります。
犬を室内で飼っていても、迷子になる可能性はゼロではないということです。
まとめ
飼っている犬がもし迷子になって見つからなかったら、飼い主は不安で仕方がないと思います。事故やトラブルで命を失ってしまう可能性も少なくはないでしょう。
そのときになって「ちゃんと迷子対策しておけばよかった…」と後悔しても遅いのです。
日ごろから愛犬が迷子にならないよう何重にも迷子対策を取っておけば、もしもの時も安心ですよね?
ぜひ、犬の迷子対策をしていない飼い主さんはすぐにでも対策してみてくださいね!